Apr 29, 2011

インターネットでホテルの予約

皆さんは何ホテルの予約されているか。私はインターネットで探しています。場所の指定もが、露天風呂からの料理はビュッフェにしたいのか、細かく検索でき、様々なプランも価格も一目でわかります。ホテルの予約状況もその場で確認することができ、ホテルの予約があるからです。前日には、メールまで与えていくことが期待されています。
私は、全国の様々なシティホテルやビジネスホテル宿泊したことがあります。 8割程度の場合には、業務出張時ですが、名古屋のホテルは、友人の結婚式で何度も宿泊したことに感謝しています。名古屋の特徴は、朝の用意された朝食がとても充実しているということです。これは、シティホテルもビジネスホテルも同じでした。
【杉浦美香の環境白書】

 温暖化対策の切り札として注目される二酸化炭素(CO2)を回収して貯留する技術。実用化に向けて、2月17日に財団法人石炭エネルギーセンター(JCOAL)とカナダ・アルバータ州は技術開発などで協力することで合意、覚書(MOU)に調印した。隣接するサスカチアン州、オーストラリア・ビクトリア州に続き、3カ所目の覚書調印となる。ただ、コストや安全性などハードルは高い。化石燃料の使用を前提にしていることへの批判もある。CCSは地球温暖化対策の革新的な手法になりうるか。

■共通の課題

 「日本もアルバータ州も石炭に依存している。(そこから出る)二酸化炭素の排出を減らしたいというのは、共通の課題だ」

 東京・赤坂のカナダ大使館。来日したアルバータ州政府代表団のデューク・デュプレシ上級顧問(エネルギー技術担当)は、日本側の石炭エネルギーセンターの幹部とともに壇上に上がり、胸を張った。

 石炭をできるだけ高効率に、そしてCO2の排出量を抑制する「クリーン・コール・テクノロジー(CCT)」を進め、CCSの技術提携や情報交換を行う中で、実用化を加速させるという。

 水力発電などクリーンエネルギーのイメージが強いカナダだが州によって大きく違う。アルバータ州は発電容量の約45%を石炭火力、約40%を天然ガスが占める「化石燃料」の州だ。

 特に、石油の価格の上昇とともに世界中から注目が集まったカナダ特有の重質油オイルサンドを合成原油に軽質化する際、エネルギーを使うために必然的にCO2の排出量は他の州と比べて多い。

 日本も総発電量の約4分の1を石炭でまかなっている。石油、天然ガスを含んだ化石燃料の依存度は8割に及ぶ。2020(平成32)年、90年比25%の削減を政策として掲げており、こうしたCO2の抑制技術の開発は必須になっていた。

 「アルバータ州では二酸化炭素を削減するために風力や太陽光、バイオマスなど再生可能エネルギーを導入したり、エネルギーの効率化をはかるなどの措置をとっているが、もっともCOP2抑制効果の貢献が高いのが二酸化炭素の回収貯留だ」とデュプレシ上級顧問は指摘する。

■CCSの真の理由

 CO2の貯留・回収技術(CCS)がクローズアップされたのは地球温暖化対策だがもともとは、石油増産のために確立された。

 古くなり粘性が増した油田の原油生産量は低下する。このため、CO2を注入して圧力を高め石油を回収する。

 石炭エネルギーセンターが今回のアルバータ州の覚書調印からわずか約20日前に同様の覚書を結んだ加・サスカチワン州では、2000年9月から地中にCO2を封じ込めているが、その目的は1950年代に発見され、生産量が低下したウェイバーン油田の石油を取り出すためだった。米国からパイプラインをひいてCO2を注入。同時に温暖化対策技術として確立するためCO2封じ込めの安全性を国際プロジェクトで調べている。

 輸入国であり石油産出国でもある中国は古くなった油田の石油を回収することを主眼に、アルバータ州のCCS技術に関心を持っており、2003年に中国の大手国有石油会社とウェイバーンの油田開発をしている石油技術研究センター(PTRC)が協力のための覚書を交わした。

 安全性が重要なのは封入したCO2が漏れた場合の影響が大きいからだ。原油を伴ってCO2が噴出することになり大惨事や環境汚染を引き起こすことになりかねない。

 このウェイバーン油田に2004年、取材に訪れたことがある。そこで、プロジェクト当初からかかわってきたウィルソン教授は「注入したCO2は今まで漏れたことはないが、このまま永久に漏れないことを証明していくのは難しい」と話していた。

■カナダのお国事情

 カナダの連邦、州政府がCCS技術開発に投入している金額は30億カナダドル(約2600億円)。民間の40億カナダドルを合わせ、総額70億カナダドルにのぼるという。

 インタビューに応じたカナダ天然資源省エネルギー研究開発事務局のマーク・ディオリオ事務局長は大金を投入する理由について、「カナダは2020年の温室効果ガス排出量を05年比17%削減することを目標に掲げており、そのためには20%以上をCCSで削減する必要があると試算している。CCSは温暖化対策のためにカナダにとって、世界にとって非常に重要な技術だ」と話す。

 現在、ウェイバーン油田を含めCCSの大規模プロジェクトは7つ。実際に稼働しているのはウェイバーンだけだが、2015年にはほぼすべてが稼働、1つのプロジェクトで年1メガトンのCO2を回収できるという。将来的には拡大をはかることも可能だ。排出大国米国で回収したCO2をカナダで貯留するプロジェクトもある。

 国際エネルギー機関(IEA)も、世界が2050年に温室効果ガスを半減させるという目標を達成するためには、CCSが削減量の20%を担う必要があると試算しているという。

■懸念する市民

 ただ、CCSが抱える課題は少なくない。

 ディオリオ事務局長は、(1)経済的な実現可能性(2)技術(3)標準化(4)回収したCO2を運ぶパイプラインの不足(5)市民の理解などをディCCSの課題としてあげてみせた。

 大使館で覚書の調印式とともに行われたセミナーで、カナダ側はCO21トンあたり100〜90カナダドルかかっている現在のコストを、2020年までに50〜60ドルにしなければならないと発表した。

 住民の理解も必要だ。サスカチアン州では最近、ウェイバーン油田近くに住んでいた農家の夫婦が「夜間の爆発音で悩まされ、猫やヤギやウサギなどの動物が死んだ。CO2が漏れているのが原因だ」と訴え、農家を去った。当局は「CO2の漏れが原因という裏付けはない」とするが、さらに調査するとしている。

 ■環境先進国、日本は?

 日本のCCSの取り組みが本格的になったのは2008年の北海道洞爺湖サミットだ。首脳宣言で2020年までにCCSの広範な展開を始めるため、世界20カ所でCCSの大型の実証実験を行うという目標が示された。

 同じ年に各電力会社や石油元売り、鉄鋼大手などが株主となり、CCS調査会社を設立、北海道・苫小牧で昨年、地質調査が始まった。このほか、福島県いわき沖、北九州沖が地下貯留の候補になっているが、地震国である日本は、カナダのような大規模な実証実験にいたっていない。日本はカナダやオーストラリアなど技術協力を行う中で、日本の技術を世界でアピールしたい考えだ。今回のセミナーでも日立製作所や東芝、双日など日本のメーカーが参加して熱心に最新技術を紹介していた。

 ただ、思い描くほど現実は甘くない。期待されていたオーストラリア・クィーンズランド州で三菱重工などが現地と共同で進めていたCCSを備えた世界初の石炭ガス化複合発電計画は昨年12月、当分見送られることになった。当初は2015年の運転開始を目指していたが、費用が高額になりすぎたからだという。「断念するのではなく、遅れるだけだ」と州政府は説明しているが、経済的合理性は常に、CCS導入の壁になる。

 また、カナダも日本政府も、石炭や石油など化石燃料を継続して使用し続けることを前提にしている。低炭素社会の移行のため、CO2を削減するというもともとの努力を怠っては本末転倒になってしまうことは肝に銘じる必要があるだろう。(社会部環境省担当 杉浦美香)

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